山で見かける謎の看板

関東から山梨あたりの山々を歩いていると、このような看板をしばしば目にします。

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山梨県、倉岳山と高畑山の間で発見。2008年11月。


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奥多摩、高水三山で発見。2010年4月。

書かれている言葉は、このほかにも何種類かありますが、いずれも「ゴミは持ち帰れ」ということを訴えるものであるようです。

この看板の謎は、「いつ、誰が設置したのか」が不明であること。
作成者の名前も書かれていないし。
少なくとも、私が山歩きを始めた1998年頃には、各地の山で見かけられたように思います。

疑問に思って調べてみると、神奈川県警のサイトの「西丹沢登山情報 ニシタンだより」(平成23年2月1号)に、次のような記述がありました。

「大丸の雑木に掲げられた看板、よく見ると「山を汚す登山者は 山に登る鹿くなし 鹿に叱られぬよう 空缶、ゴミ、良心は 持ちかえろうね」と書かれている。こんな戒めの書かれた看板を丹沢山域で目にされた方は多いと思います。これは古い時代の登山者がゴミを山に埋め、生木を薪に使い、トイレもしたい放題が当たり前の時勢に、良心的登山者から多くの苦情が寄せられたことで松田警察署山岳救助隊が受益者であった小田急電鉄に協力を求めて作成したものです。昭和30年代後半から昭和50年ころにかけて設置されたもので半数は朽ちて錆と消えてしまっていますが、丹沢登山の歴史とともに歩んできたものです。見かけたときには戒めとして心に留めて頂ければ幸いです。」

しかし、この看板は丹沢以外の山域でも幅広く見かけられるものであり、また、比較的最近設置されたと思われるものもあるため、この解説だけではいまひとつ納得できません。
各地の警察で、同じような委託をしているのでしょうか。謎は深まるばかりです。


謎の看板といえば、昔、「福岡かんだ猿」というものもありましたね。
山頂の手前の木の枝に、「ガンバレ!! 山頂迄あと10分 福岡かんだ猿」という小さなプレートが下げられているのを、何度も目撃した記憶があります。
この「福岡かんだ猿」の正体については、確か一度、「山と渓谷」でも小さな特集記事が組まれていたのではないかと。
「福岡の苅田(かんだ)町にある登山サークルではないか」というのが有力説だったようですが、結局正体は不明のままなのでしょうか。
このプレートを見つけ次第撤去している人もいるようで、最近ではすっかり見かけなくなりました。

テーマ : 登山
ジャンル : スポーツ

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